球界が騒然…まさかの電撃引退を決断した歴代選手6人。引き際の美学を貫いた一流プレーヤーたち
2023/10/13
産経新聞社
小林繁
出身:鳥取県
投打:右投右打
身長/体重:178cm/68kg
生年月日:1952年11月14日
ドラフト:1971年ドラフト6位
巨人のエースとして活躍していたが、「江川事件」によって阪神に移籍した小林繁。彼の引退もまたファンを驚かせるものだった。
小林は鳥取中央育英高校ではエースナンバーを背負った一方、甲子園に出場できず。その後は全大丸(現:大丸)を経由して巨人に入団。入団3年目に44試合登板で8勝・2セーブを挙げて飛躍を予感させた。
そして1976年、18勝を挙げる大ブレイクを果たした小林。1977年も18勝で沢村賞を獲得した。
しかし1979年、「空白の1日」を経てまさかの阪神へ移籍。在籍5年間のすべてで二桁勝利を達成するなど意地を見せた。
1983年も13勝をマークする活躍を見せていたが、右手の血行障害もあって同年オフに現役引退を表明。通算11年のプロ野球人生の幕を下ろした。
【了】