巨人ファンが語る「FAヤクルト相川獲得、賛成の理由」とは?
人気ブログ『プロ野球死亡遊戯』が本格的なコラムに挑む。第1回目はヤクルトの相川選手についてだ。スポーツ紙各紙はジャイアンツが興味を示していると報道されている。一巨人ファンからはどう見えているのだろうか。
2014/11/14
阿部の一塁コンバートで布石は打たれた
本当に阿部は一塁コンバートされてしまうんだな。
ジャイアンツ球場のスタンドから、秋季練習を眺めながらそう思った。
派手なオレンジ色のリストバンドをつけて、一塁守備練習に励む背番号10。
まるで少し好きだったお姉ちゃんの花嫁姿を見せられた気分だぜ。
あぁガチやん…せつねーと。
頭ではわかっていてもその光景を目の当たりにすると、嫌でも現実を突き付けられる。
おそらく、多くの巨人ファンは心のどこかでこう感じていたはずだ。
「ファーストコンバートとか言っても、シーズンが始まったらマスク被ることもあるでしょ」と。
ゴメン、僕ら浅はかでした。
シェイプアップされたキャプテンのガチンコ一塁守備練習に時の涙を見た。
セ界の阿部慎之助も来年の3月で36歳。
衰えたとディスられながらも、今季19本塁打・57打点は12球団の捕手でトップ。
来季の巨人は「打てるキャッチャー」という最大のストロングポイントを自ら捨てる。
これは賭けだ。
いわゆるひとつのギャンブルコンバート。
阿部の選手生命を考えればプラスでも、チームにとってはマイナスかもしれへん。
と言っても、プロスポーツなんだから、もちろんリスクマネージメントは必要だ。
阿部コンバートに対するジャイアンツ保険。
その答えが、FAのヤクルト相川亮二獲得である。