まさかの“翻意”! 現役引退を撤回した歴代選手6人。プロ野球生活を継続した選手たち
2024/02/01
産経新聞社
川相昌弘
出身:岡山県
投打:右投右打
身長/体重:176cm/75kg
生年月日:1964年9月27日
ドラフト:1982年ドラフト4位
犠打数の世界記録保持者である川相昌弘も、現役引退を撤回した経験のある1人だ。
川相は岡山南高校からドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。当初は守備固めでの起用が多く規定打席に到達することはなかったが、1989年に打撃面の小技を磨いたこともあり出場機会が増加。
派手さはないものの、着実にランナーを進める職人技は後に「バントの達人」と呼ばれる代名詞に。1991年には自己最高となる66の犠打を成功させている。
1994年に自身唯一となる打率3割を達成し、長きにわたって活躍した川相。2003年に現役引退を決断した際は、引退セレモニーも開催された。
しかし、指導者のポストを巡って球団との折り合いが付かず、巨人を退団して現役を続行することに。その川相に手を差し伸べたのが、中日ドラゴンズだった。
中日で3シーズンを過ごしたのち、2006年限りで現役生活に別れを告げた。