まさかの“翻意”! 現役引退を撤回した歴代選手6人。プロ野球生活を継続した選手たち
2024/02/01
産経新聞社
井上弘昭
出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:176cm/82kg
生年月日:1944年5月21日
ドラフト:1967年ドラフト1位
計4球団でプレーした井上弘昭も、一度は現役引退を決断した選手である。
北陽高校(現:関西大学北陽高校)から電電近畿(現:NTT西日本)に進んだ井上。社会人時代にはアマチュア野球日本代表にも選出され、大会優勝に貢献した。
その活躍もあり、1967年ドラフト1位で広島東洋カープに入団。しかし、期待通りの働きは出来ず、規定打席に到達するシーズンはなかった。
1973年には中日ドラゴンズへトレード移籍。加入2年目の1974年に初めて規定打席をクリアすると、翌1975年はキャリア唯一となる打率3割を達成するなどブレイクを果たした。
1981年には再び交換トレードで日本ハムファイターズに移籍し、1984年限りで現役引退。西武ライオンズの守備走塁コーチに就任した。
しかし、就任初年度にチームでけが人が多発し、急遽現役復帰。わずか10試合の出場ではあったが、まさかの形で現役に返り咲くこととなった。
【了】