“ハズレくじ“が大当たり! プロ野球、ドラフト”外れ外れ1位“入団の現役選手6人
2024/08/25
産経新聞社
甲斐野央(埼玉西武ライオンズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:188cm/92kg
・生年月日:1996年11月16日
・経歴:東洋大姫路高 – 東洋大
・ドラフト:2018年ドラフト1位
160キロに迫る直球を武器にルーキーイヤーからフル回転の活躍を見せた甲斐野央。その後は故障にも苦しんだが、2023年は完全復活。その後、オフにはまさかの移籍となった。
東洋大時代からその剛腕に注目が集まり、2018年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。外れ外れ(小園海斗→辰己涼介)での1位指名であったが、即戦力と期待された。
その期待通り、プロ1年目からセットアッパーに定着。65試合登板で2勝5敗26ホールド8セーブ、防御率4.14の成績を残した。同年はクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズのマウンドにも上がった。
さらに、同年オフに行われた第2回WBSCプレミア12の日本代表に選出され、5試合に登板して世界一に大きく貢献した。
しかし、翌2020年は故障で一軍登板なしに終わるなど、その後は低迷したシーズンが続いた。それでも、2022年に復活の兆しを見せると、2023年は46試合に登板し、防御率2.53をマーク。
しかし、同年オフに山川穂高のFA人的補償で埼玉西武ライオンズへの移籍が決定。新天地でも開幕からブルペンの一角を担ったが、4月に右肘の故障で離脱。一軍復帰まで約4カ月を要するなど、苦しい移籍初年度となっている。