ロッテ・平沢大河の現在位置。オコエの活躍を刺激に「自分の形をつくって、必ず結果を出す」【マリーンズ浦和ファーム通信#15】
2015年ドラフト1位でロッテに入団した平沢大河。春季キャンプから一軍に帯同し、常にメディアの注目の的だった。目標としていた開幕一軍は果たせなかったが、気持ちを切り替えて先を見据えている。
2016/04/01
千葉ロッテマリーンズ
オコエの存在がいい刺激に
「すべての面においてレベルアップが必要だとわかりました。投手は精度が良い。1球1球が意味のあるボールで、無駄なボールが全くない。そして、コントロールがいい。そこで打者が結果を出すためには、打てると思える球をしっかりと積極的に打って、それを打ち損じしないように仕留めないといけないと感じました。一軍で経験をさせてもらったことは本当に勉強になった。それを今、生かして取り組まないといけないと思っています」
プロ野球の1年は長い。キャンプ第3クールで全身に疲れを感じ、それを痛感した。だから、今まで行っていなかったウェートトレーニングにも積極的に取り組むようになった。1年間、コンスタントにパフォーマンスのできる強靭な体づくりを目指す日々が始まった。全体練習、二軍戦の後に、特打に特守にウェート。平沢の1日は長く濃い。そんな中、入団からこれまで比較され続け、開幕から一軍でプレーをしている楽天・オコエの存在が平沢をさらに前へと駆り立てる。
「連絡は取り合ってはいませんが、頑張ってほしいと思っています。同じ年の野手で、ああやって一軍に出ているのはすごいと思う。いい刺激になっています」
開幕一軍の目標を達成した同じ年のオコエ。スタメンこそないものの、代打、代走、守備での一軍出場を続けアピールをしている。プロ入り前の高校時代からなにかと比較され、周りからはライバルと言われ続けてきた。オコエの一軍での報道を目にするたびに平沢の負けじ魂に火がつく。