ドラフトでの”不平等”!? 逆指名制度で入団した名選手6人。希望球団入りした歴代スターたち
2024/10/25
産経新聞社
松中信彦
・投打:左投左打
・身長/体重:183cm/97kg
・生年月日:1973年12月26日
・経歴:八代第一高 – 新日鉄君津
・ドラフト:1996年ドラフト2位
平成唯一となる三冠王を獲得するなど、球界屈指の強打者として活躍した松中信彦。地元球団を逆指名し、プロのキャリアをスタートさせた。
八代第一高から新日鉄君津に進んだ松中。1996年のアトランタ五輪では日本代表の4番打者を任された。
迎えたドラフト会議では、地元・九州に本拠地を置く福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)を逆指名し、ドラフト2位でプロ入り。同期入団には井口資仁(ドラフト1位)、柴原洋(同3位)と後の主力選手が多く名を連ねた。
入団後2年間はやや苦しんだが、プロ3年目の1999年にレギュラーを奪取。主軸打者へ成長を遂げ、2004年には打率.358、44本塁打、120打点と圧巻の数字で三冠王に輝いた。
その後も主砲として活躍を続けていたが、2010年以降は故障もあって出場機会を大きく減らし、2015年限りでソフトバンクを退団。他球団でのプレーを模索したが、獲得球団が現れず、2016年3月に現役引退を決断した。