ドラフトでの”不平等”!? 逆指名制度で入団した名選手6人。希望球団入りした歴代スターたち
2024/10/25
産経新聞社
黒田博樹
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/93kg
・生年月日:1975年2月10日
・経歴:上宮高 – 専修大
・ドラフト:1996年ドラフト2位
背番号「15」が永久欠番となるなど、広島東洋カープのレジェンドとなった黒田博樹。キャリアの始まりは逆指名制度であった。
専修大でエースとして活躍し、1996年ドラフト2位で広島に入団した黒田。広島を逆指名した理由として、担当スカウトだった苑田聡彦氏(現・広島スカウト部長)の熱心さを挙げている。
ルーキーイヤーから6勝を挙げると、2001年には初の2桁12勝をマーク。2005年には最多勝(15勝)、翌2006年には最優秀防御率(1.85)を獲得するなど、不動のエースとしてチームを支えた。
2008年にメジャーリーグへ移籍すると、2010年から5年連続2桁勝利を記録。2014年オフにFAとなると、メジャー球団から高額なオファーがあった中で、古巣・広島への復帰を決めた。
復帰初年度から11勝を挙げるなど、貫禄の投球を披露。翌2016年にも10勝を記録し、25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
同年の日本シリーズでも好投を見せたが、同年限りでの現役引退を表明。最後は華々しいシーズンを送り、20年もの現役生活にピリオドを打った。
【了】