一本釣りが“大成功”! 単独ドラフト1位指名で入団した現役野手6人。活躍続ける一流打者たち
2023/10/22
産経新聞社
大山悠輔
出身:茨城県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/92kg
生年月日:1994年12月19日
ドラフト:2016年ドラフト1位
ドラフト会議で1位指名を受けた際、会場からさまざまな声が聞かれた大山悠輔。ただ、入団後の結果を見れば、その指名は正しかったと断言できるだろう。
大山はつくば秀英高校で、ショートを守りつつ投手も兼任。最速143km/hを記録する本格派ピッチャーでもあった。
卒業後は白鴎大学に進み、1年春からリーグ戦に出場。大学最終年に8本塁打を放つと、大学日本代表の4番も務めた。
そして迎えた2016年のドラフト会議。田中正義(現日本ハム)や佐々木千隼(現ロッテ)らが注目を集めた中、阪神タイガースは大山を1位で指名した。
会場に悲鳴がこだまする異様な雰囲気からキャリアがスタートしたが、大山は徐々に本領を発揮。2020年は120試合の短縮シーズンながら28本塁打をマークし、本塁打王争いを演じた。
今季は全試合で4番として起用された大山。その役割を十二分に果たし、出塁率はキャリアで初めて4割を超えた。阪神の主砲として君臨し、18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
【了】