これぞ“神ドラフト”…阪神、ドラフト当たり年ランキングトップ5。平成以降で大成功したのは?
2023/10/24
産経新聞社
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2023年プロ野球ドラフト会議が、10月26日に開催。各球団にとって貴重な戦力補強の機会となる。今年も大きな注目が集まっているドラフト会議だが、数年後に振り返ると、特に主力選手を多く輩出した年が存在する。そこで今回は、阪神タイガースの平成以降のドラフト当たり年ランキングを紹介する。
第5位:2013年
まずは第5位として、2013年ドラフトから振り返っていく。2013年に指名された選手は、下記の6人だ。
1位:岩貞祐太(横浜商科大)
2位:横田慎太郎 (鹿児島実業高)
3位:陽川尚将(東京農業大)
4位:梅野隆太郎 (福岡大)
5位:山本翔也(王子製紙)
6位:岩崎優(国士舘大)
上記の6人で今もなお阪神に所属するのは、岩貞・梅野・岩崎の3人である。山本は2018年、横田は2019年で引退し、陽川は現役ドラフトで西武へ移籍となった。
ドラフト1位で指名された岩貞は、横浜商科大学で1年生の春からベンチ入りを果たし、リーグ戦での通算勝利数は25勝。大学日本代表に選ばれたこともある実力者で、入団3年目の2016年に先発で10勝を記録した。2019年からはリリーフとなり、昨季から2年連続50試合以上登板・防御率2点台と安定したピッチングを続けている。
ドラフト4位の梅野は、阪神の正捕手として君臨。岩貞と同様に大学日本代表の経験があり、ルーキーイヤーから92試合に出場すると、2018年から3年連続ゴールデングラブ賞を戴冠。今季は死球による左手首骨折と悲運に見舞われたが、間違いなく今季の快進撃を支えた1人であった。
そして、ドラフト6位入団の岩崎は、中継ぎで活躍を続けたのち、昨季は抑えを任されて28セーブを記録。今季はセットアッパーで開幕を迎えたが、湯浅京己の不調で再びクローザーへ回ると、年間通して抜群の安定感を発揮。60試合登板で35セーブ、防御率1.77の好成績で18年ぶりリーグ優勝を支えるとともに、セーブ王のタイトルにも輝いた。