これぞ“神ドラフト”…阪神、ドラフト当たり年ランキングトップ5。平成以降で大成功したのは?
2023/10/24
産経新聞社
第1位:1996年
第1位に選出したのは、1996年ドラフト。指名されたのはわずか4人だが、そのうち3人が息の長い活躍を見せた。まずは指名選手の一覧だ。
1位:今岡誠(東洋大)
2位:関本健太郎(天理)
3位:浜中治(南部)
4位:星山忠弘(日本文理大)
ドラフト1位は、2003年、2005年のリーグ優勝に大きく貢献した今岡である。2002年に自身初の打率3割を記録すると、2003年は打率.340で首位打者を獲得。恐怖の1番バッターとして阪神打線を牽引した。
そして、2005年は5番打者を任され、驚異の勝負強さで147打点を記録。チームメイトの金本知憲に22の差をつけて打点王に輝いた。その打棒は、阪神ファンの脳裏に焼きつく存在となっているはずだ。
攻守の両面で堅実なプレーを見せ、阪神で19年間プレーしたのが関本。2004年からスタメンに名を連ねる機会が増え、2008年に初の規定打席クリア。打率.298を記録し、つなぎ役として貴重な働きを見せた。
高校時代から長距離砲として注目されていた濱中は、2003年の開幕から大活躍。本塁打を量産して和製大砲の登場と期待された。けがによってシーズン完走とはならなかったが、2006年に20本塁打を放つなど復活。不死鳥のようによみがえり、苦しむ阪神を支えた。
【了】