【ベースボールチャンネル独自採点】4月1日 楽天対西武戦
4月1日、楽天対西武1回戦は4-2で楽天が勝利を収めた。現地取材に基づき、この試合をベースボールチャンネル独自基準にて採点を行ってみたい。
2016/04/02
採点基準
8 シーズンに1試合あるかないかの活躍
7.5 突き抜けた活躍
7 勝利貢献度上
6.5 勝利貢献度中
6 勝利貢献度小
5.5 活躍した選手
5 可もなく不可もない
4.5 足を引っ張った
4 敗戦につながるミス
3.5 退場など試合を壊す
さらに現地取材の内容を加味します。
埼玉西武ライオンズ
(中)秋山 4.5
コメント 則本の前に元気なく無安打2三振。6回無死三塁の場面で一塁ゴロを放ち打点を挙げたが、彼の力量なら安打での打点を求めたい。タイムリーを打つことで流れが大きく傾いていたからである。
(左)栗山 5.5
コメント 1安打1四球だけでなく、打席の中で終始粘りを見せていた。勝利への意欲を最後まで見せ続けていた選手といえる。
(一)メヒア 4.5
コメント 2三振1併殺。則本の前に全く自身のバッティングが出来ず。打撃面で足を引っ張った。
(三)中村 5.0
コメント 1安打のみに終わるも、8回裏2死一塁で回ってきた打席での三振は4番打者としての正しい姿勢。ただ守備面では2回の三塁線の打球を捕れなくとも、相手に余分な進塁を許したのは反省材料。
(二)浅村 6.0
コメント 1安打2四球。栗山と並んで意地でも食らいつこうという姿勢は見えていた。打席を淡白に終わらせない姿勢は評価に値する。
(指)森 5.0
コメント 1安打も3三振。2回表、先輩二人が作った好機で三振。9回表、無死1塁の打席では同級生対決でもあえなく三振。繋ぐ意識みえず。
(捕)炭谷 5.0
コメント 1安打1打点の活躍も守備面では課題が多かった。失策だけでなく、リードにいつもほどの繊細さがなかった。
(右)坂田 4.5
コメント 2度の好機で凡退。7回表のチャンスでは甘いボールを見逃し、難しいボールに手を出した。いまだ迷走中の印象だ。
(遊)外崎 4.0
コメント まるでいいところなしで途中交代。戦犯といっていい。4回のタイムリーエラーはレギュラーとしてはやってはいけないプレー。このままでは出場機会はもっと減る。
打遊 渡辺直5.5
コメント 途中出場から1安打。外崎のプレーに精彩がないためか、随所にプレーが光って見える。
投手
菊池 5.5
コメント 2試合連続のQS達成。味方の相次ぐミスにも関わらず、8回自責2完投は評価できる。しかし、2度の失点とも、エースならもう少し粘りたい。先頭打者も簡単に出しすぎ。
田邊監督 4.5
コメント 守備のエラーは選手の責任だが、コボスタジアムの天然芝や土のグラウンド対策が行き届いていたように思えない。準備不足と言わざるを得ない。
東北楽天ゴールデンイーグルス
(右)岡島 5.0
コメント 打席内容は悪くないが、結果には伴わなかった。先頭打者としての役割は果たせていない。
(中)福田 5.5
コメント 無安打も5回には四球で出塁して盗塁を成功させた。相手バッテリーには厄介な選手にうつったはずだ。
(一)銀次 5.0
コメント 最終打席で意地の内野安打も3番打者としては物足りない。5回無死二塁での三振は勝ったから目立たないが、試合を落としかねないミスだ。
(左)ウィーラー 6.5
コメント 2得点とも先頭打者としてヒットでチャンスメーク。菊池に脅威を与え続けていた。打では一番目立った活躍だった。
(三)今江 6.5
コメント 2、4回の得点ではウィーラーの出塁を生かす渋い活躍。打席での粘り強さも見せ、しっかりと役割を果たした。
(遊)茂木 6.0
コメント 先制の二塁ゴロは相手が1点OKの守備網しいてきたところを確実に取りに行った。4回の番と内野安打も見事。全力疾走も怠らず、目に見えない貢献度は大きい。
(指)ゴームズ 5.0
コメント 打席での怖さがない。前の3人が作った好機をことごとく潰していた。試合に負けていたら、戦犯になっていた。
(二)藤田 5.5
コメント 4回、相手のタイムリーエラーは振っていったことが生んだ。どの打席でも振る意識が高く下位打線の役割を果たしている。
(捕)嶋 6.5
コメント 攻守とも目に見えないところで大活躍。則本の良さを引き出した見事なリードだった。打席ではスクイズを決めただけではなく、簡単に終わらない姿勢も評価できる。
投手
則本 7.0
コメント フォークが思い通りに落ちない中で、フォークを高めに投げて打者を翻弄した。精神性はもちろんながら投球術も見事だった。8回12奪三振。文句なしのマンオブザマッチ。
松井裕 6.0
コメント 9回先頭の浅村をストレート四球で出した際は悪い松井に思われたが、同級生の森を三振。後続をしっかり抑えた。
梨田監督 6.5
コメント 相手ミスで3点目を奪った後の初球スクイズは見事。監督としての経験の違いを圧倒的に見せることができていた。