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NPBは、全体で0.71歳若返り。最も若いチームはソフトバンク【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回は、12球団の各チームの年齢構成についてだ。

2016/04/06

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ベテラン選手が多く引退した中日が若返り

 次にセリーグだ。

セリーグ

 ヤクルトはロマン、バーネットら30歳以上の選手が退団、移籍。さらに松元ユウイチも引退したが、総合的に選手の異動は少なく、平均年齢は0.39歳若返った。前年の優勝チームは選手の大幅な入れ替えがあまり行われないため、平均年齢が上がるケースは多い。

 巨人は高橋由伸、井端弘和、金城龍彦らが引退した。育成枠を拡充するために三軍を創設し、結果的に平均年齢は大きく下がった。
 しかし依然として外野手の平均年齢は30歳近い。日本ハムとは6歳近い差がある。

 阪神は呉昇桓、マートンらが退団。さらに藤井彰人や関本賢太郎が引退した。藤川球児が復帰したが、結果的にはやや若返った。

 広島は木村昇吾、東出輝裕、栗原健太らが引退、退団した一方で、中日からルナが加入したが、1.04歳若返った。

 中日は山本昌、谷繁元信、小笠原道大、和田一浩、朝倉健太が引退。川上憲伸もチームを去った。DeNAから多村仁志を育成枠で獲得したものの平均年齢は大幅に若返った。

 DeNAは高橋尚成、岡島秀樹、多村仁志が引退、退団した。久保裕也の入団もあったが、平均年齢は0.35歳若返った。

 セの平均年齢は26.68歳、0.64歳若返ったが、パよりも0.62歳高い。
 全く退団がなければ、選手の平均年齢は毎年1歳ずつ上がっていく。12球団すべての平均年齢が若くなり、全体でも0.71歳若返っている。

 NPBは、世代交代が進んでいると言えるだろう。

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