掘り出し物になった…?昨オフ戦力外通告を受けた若手選手6人。有望株たちの進路は?
2024/05/28
産経新聞社
中川颯
・投打:右投右打
・身長/体重:184cm/80kg
・生年月日:1998年10月10日
・経歴:桐光学園高 – 立教大
・ドラフト:2020年ドラフト4位
プロ3年目を終えて戦力外通告を受けた中川颯。横浜DeNAベイスターズ入団後は、貴重な戦力となっている。
立教大では1年春のリーグ戦から登板機会を得ると、1年生ながら全日本大学選手権の優勝に大きく貢献。その後も活躍を続け、大学通算10勝を記録した。アンダースローという希少性にも注目が集まり、2020年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団した。
ルーキーイヤーは開幕一軍入りも、登板機会がないまま登録を抹消。最終的に同年はわずか1試合の一軍登板にとどまったが、ファームでは41試合登板、2勝2敗1セーブ、防御率1.12の好成績を残した。
ところが、翌2022年は一軍での登板機会なしに終わると、同年オフに戦力外通告。その後育成選手として再契約を結んだ。
プロ3年目の昨季は二軍で21試合(32回2/3)を投げ、防御率1.38、奪三振率9.37と無双状態だったが、オフに2度目の戦力外通告となった。
その後、地元球団のDeNAが支配下選手として獲得。見事に開幕ローテーション入りを掴み、4月30日の中日戦で嬉しいプロ初勝利を記録した。また、5月18日の中日戦では、衝撃のプロ初本塁打を記録。今後も投打に渡る活躍が期待されている。