球団側に“怒り”も…プロ野球、契約更改を保留した6人。フロントとの”銭闘“を経験した選手たち
2024/02/26
産経新聞社
井端弘和
出身:神奈川県
投打:右投右打
身長/体重:173cm/73kg
生年月日:1975年5月12日
ドラフト:1997年ドラフト5位
福留孝介と同様に、中日ドラゴンズで保留を選択した選手に井端弘和がいる。
井端は堀越高から亜細亜大に入学し、3年秋にリーグ戦優勝を経験。ひざの半月板を損傷する負傷も乗り越え、中日への入団を果たした。
プロ4年目にレギュラーを獲得すると、球界髄一の遊撃守備とつなぎの役割を全う。打撃面も年々向上し、2005年は全146試合に出場し、打率.323のハイアベレージを残した。
大幅な昇給が期待された一方、同年オフに提示された年俸額は、井端の想定額に到底及ばず。「金額を見た瞬間に足がガクガクになりました」とショックを露わにした。
この事態を球団側も重く見たのか、前回の提示額を大きく超える金額で更改。最終的には大幅昇給を勝ち取ったシーズンオフだった。