どん底からの“返り咲き”…戦力外通告から這い上がった現役5人。構想外→他球団で活躍の選手たち
2023/11/24
産経新聞社
小澤怜史(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投左打
・身長/体重:182cm/83kg
・生年月日:1998年3月9日
・経歴:日大三島高
・ドラフト:2015年ドラフト2位
今季は先発や中継ぎとあらゆる役割をこなし、投手陣の救世主となった小澤怜史。新天地でサイドスローに転向し、大きな飛躍を遂げた。
日大三島高から2015年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団した小澤。高卒2年目に一軍デビューを果たしたが、故障の影響で2018年オフに育成契約に。そのまま支配下には復帰できず、2020年オフに戦力外通告を受けた。
その後、東京ヤクルトスワローズと育成契約を締結。移籍初年度は目立つ数字を残せずにいたが、シーズン終盤にサイドスローへ転向。フォーム変更が功を奏し、翌2022年6月に支配下登録へ返り咲いた。
同年は一軍で主に先発として起用され、10試合の登板で2勝1敗、防御率4.11と飛躍の足掛かりを掴んだ。
今季はリリーフ要員として開幕を一軍で迎えると、シーズン途中に再び先発へ配置転換。最終的に29試合(101回1/3)を投げ、6勝4敗2ホールド、防御率3.02をマーク。来季以降の活躍も楽しみな存在だ。