どん底からの“返り咲き”…戦力外通告から這い上がった現役5人。構想外→他球団で活躍の選手たち
2023/11/24
産経新聞社
藤井皓哉(福岡ソフトバンクホークス)
・投打:右投左打
・身長/体重:183cm/87kg
・生年月日:1996年7月29日
・経歴:おかやま山陽高
・ドラフト:2014年ドラフト4位
戦力外通告、独立リーグでのプレーを経て、今やチームに欠かせない存在となっている藤井皓哉。今季は先発、中継ぎとあらゆる役割をこなしてチームに貢献した。
2014年ドラフト4位で広島東洋カープに入団。高卒3年目の2017年に一軍デビューしたが、その後は目立つ結果を残せず、2020年オフに戦力外通告を受けた。
NPB球団からのオファーはなく、翌2021年は四国アイランドリーグPlusの高知ファイティングドッグスでプレー。同年は先発として11勝・防御率1.12と圧倒的な成績を残し、オフに福岡ソフトバンクホークスと育成契約を結んだ。
2022年はオープン戦で好投を見せ、支配下登録と開幕一軍の座を奪取。21試合連続無失点を記録し、セットアッパーの座を掴んだ。最終的に55試合に登板し、5勝1敗3セーブ22ホールド、防御率1.12の好成績をマーク。
今季は先発、中継ぎとあらゆる役割をこなし、34試合(69回2/3)を投げ、5勝3敗9ホールド、防御率2.33の数字を残した。来季もリリーフ起用が示唆されており、勝利の方程式の一角として期待されている。