会場が騒然!? 2023年ドラフト会議でサプライズ指名を受けた6人。プロ入りを叶えた選手たち
2023/11/22
産経新聞社
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プロ野球のドラフト会議では様々なドラマが巻き起こる。過去にはサプライズと呼ばれたドラフト指名で、会場内が騒然となった例が数多く存在する。今年も場内が沸いた上位指名やまさかの育成指名など、予想外の展開もあった。そこで今回は、2023年ドラフト会議で起こったサプライズ指名を紹介する。
森田駿哉
・ポジション:投手
・投打:左投左打
・生年月日:1997年2月11日
・経歴:富山商‐法政大‐ホンダ鈴鹿
今年で社会人5年目を迎えた森田駿哉。左肘の手術や指名漏れを経験した苦労人が、読売ジャイアンツからドラフト2位指名と高い評価を受けた。
富山商時代には、エースとして3年夏の甲子園に出場。初戦で完封勝利、2回戦では完投勝利を挙げた。その後、高校日本代表にも選出されるなど注目の存在となったが、プロ志望届を提出せず、法政大へ進学した。
法政大では1年春にいきなり開幕投手に抜擢。同春は7試合に登板し1勝、防御率3.60の好成績を残した。しかし、その後は故障に苦しみ2年時には左肘の手術を敢行。4年時に復帰を果たしたが、目立つ数字を残せずドラフト指名漏れを経験した。
大学卒業後は、社会人野球のホンダ鈴鹿でプレーを継続。入社1年目から公式戦に登板したが、長らくドラフト指名はなかった。
それでも、今年はトヨタ自動車の補強選手として出場した都市対抗で、圧巻の投球を披露。一気に評価を高めて巨人からドラフト2位指名を勝ち取った。プロ1年目から即戦力としての活躍が期待される。