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ソフトバンク松田宣浩が2016年鷹打線のポイント。5番、李大浩の穴を埋められるか

ソフトバンクが先日のオリックス戦で初の連勝。ようやく打線にエンジンがかかってきた。その原動力はやはり松田だ。

2016/04/12

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松田のバットでチームを勢いづかせる

 そんな中、先制のソロホームランを放ったのが松田宣浩。

「個人的に今シーズン1本目が出て、それが先制点だったので満足しています」とコメントした。11試合目にして出たホームランにファンも本人もホッとしたに違いない。

 勢いに乗ったチームと「熱男」はその後も快音を響かせている。

 9日(土)からのオリックス2連戦。福田秀平(1号ソロ)、高谷裕亮(1号3ラン)、さらに松田にもダメ押しの2号3ランが飛び出した。14安打13得点、投げては先発のバンデンハークが7回1失点の好投を見せ、続く飯田優也、森も無失点。13対1で大勝した。今季初のカード初戦白星である。

 翌10日(日)も12安打10得点と打線は絶好調。さらに先発の武田(7回)、バリオスに変わって1軍昇格を果たしたスアレス(1回)、五十嵐(1回)の継投で完封勝利を収めた。今季初の連勝だ。しかも、松田が3試合連続となる3号ソロを放った。今季も「アツオ~!!」の雄叫びは健在。やっとノッてきたチームリーダーに期待せずにはいられない。

 開幕から7試合は6番に座っていた松田だが、カニザレスの降格にともなって、ここ6試合は5番に入っている。昨季132試合に入っていた李大浩の定位置だ。今後もまた何パターンもの打順が組まれるだろうが、クリーンアップは固定したいところ。3番・柳田悠岐の調子はまだ上がってきていないが、四球はすでにリーグ断トツトップの20個。4番・内川聖一は打率.373と好調なスタートを切っている。勝負を避けたい3・4番のあとの5番は得点に絡む重要な位置であることは言うまでもない。その点では現在、松田は打率リーグトップの12を挙げている。李大浩に劣らない数字で5番としての役割を担っている。

「目標は40本塁打!」と本塁打王も視野に入れた目標を掲げている松田。「松田さんより先にホームランが打てたのでうれしかった」とのチーム第1号を放った柳田の発言にも触発されたことだろう。

「熱男」が乗れば、チームも乗ってくる。勝利のカギはマッチの打棒にかかっている。

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