FA補強の“目玉選手”に…プロ野球、複数球団の争奪戦となったFA戦士6人。移籍後の活躍は?
2024/10/29
産経新聞社
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プロ野球は、オフシーズンに毎年フリーエージェント(FA)移籍が大きな注目を集める。昨オフも西川龍馬がオリックス、山﨑福也が日本ハム入りを決断したが、移籍先の球団以外にも、複数球団が獲得に乗り出していた。ここでは、争奪戦の末に移籍したFA戦士を紹介したい。
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井納翔一
・投打:右投右打
・身長/体重:188cm/94kg
・生年月日:1986年5月1日
・経歴:木更津総合高 – 上武大 – NTT東日本
・ドラフト:2012年ドラフト3位
FA宣言時には複数球団が獲得に乗り出した井納翔一だったが、FA移籍からわずか2年で現役引退を決断した。
NTT東日本から2012年ドラフト3位で横浜DeNAベイスターズの一員となった井納。ルーキーイヤーから一軍マウンドを経験すると、翌2014年には規定投球回をクリアし、2桁11勝を挙げた。
2016年には開幕投手に抜擢されるなど、先発陣を支える存在に。短縮シーズンとなった2020年も17試合(89回)を投げ、6勝7敗、防御率3.94とまずまずの数字を残した。
同年オフに国内FA権を行使。当時34歳とベテランの域に差し掛かっていたが、補償が不要なCランクということもあり、読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズが獲得に乗り出した。
交渉の末に巨人移籍を決めたが、移籍初年度は5試合の登板にとどまり、防御率14.40と不本意な結果に。翌2022年も7試合の登板に終わり、同年限りで戦力外通告。そのまま現役引退の運びとなった。