年間200個超えも。史上最多記録へハイペース、四球攻めに苦しむソフトバンク柳田悠岐
ソフトバンクの柳田の四球数が開幕から多い。歴代の記録を見ても、そのペースの速さは一目瞭然だ。
2016/04/14
マークが柳田に集中か
2年連続トリプルスリーの期待がかかるソフトバンク柳田悠岐だが、まだエンジンがかかっていない。
13日時点での打率は50打数14安打の.280、規定打席以上44人のうち19番目。ここ2試合マルチ安打と盛り返しているが、昨年首位打者の柳田としては低打率だ。本塁打も2本。
柳田は今季73打席に立っているが、22個もの四球を記録している。なんと開幕から15試合連続四球を継続中。NPB記録である1970年の王貞治(巨人)の18試合連続にあと3試合と迫っている。
この間敬遠は1個しかないが、投手が勝負を避けているのは明らかだ。このために柳田は調子が上がらない。
柳田の今季の出塁数は安打14+四球22+死球1の37、これは西武、秋山翔吾の安打17+四球16+死球1の34を上回るリーグトップ。出塁率も507で1位。
今季のソフトバンクは、李大浩が抜けた。3番を打つ柳田の後ろは内川聖一が控えているが、長打力のある李大浩がいないことで、投手のマークが柳田に集中しているように思われる。
柳田の四球数は1試合当たり1.47個。このペースでいけば、柳田のシーズン四球数は210個になる。これは破天荒な記録だ。
【次ページ】王を圧倒的に上回るペース
1 2