球団との”対立”か…自費キャンプを選んだ大物6人。契約更改が長期化した歴代選手たち
2024/01/26
産経新聞社
G.G.佐藤
出身:千葉県
投打:右投右打
身長/体重:184cm/98kg
生年月日:1978年8月9日
ドラフト:2003年ドラフト7巡目
「年俸で揉めた選手」といえば、G.G.佐藤が思い浮かぶ人も少なくないだろう。
G.G.佐藤は、法政大学卒業後に渡米し、MLB傘下マイナーリーグに挑戦。帰国後の2003年ドラフト7巡目で埼玉西武ライオンズに入団した。
プロ1年目は45試合出場で打率.298の成績を残すと、いきなり契約更改を保留して注目を集めた。そんな中、2007年に25本塁打を放ち大ブレイクしたG.G.佐藤は、希望額との開きの大きさから年俸調停を申請した。
結果的に申請は受理されず、自費キャンプを経てようやく決着。ただ、2008年オフも契約がまとまらなかったため、前代未聞の2年連続自費キャンプとなった。
2009年も打率.291、25本塁打と結果を残したが、翌年から出場機会が激減し、2011年オフに戦力外通告。その後はイタリアプロ野球、クラブチームを経て千葉ロッテマリーンズでもプレーしたG.G.佐藤。
持ち前の打棒はもちろん、さまざまな意味で印象に残る選手だったと言えるだろう。