球団との”対立”か…自費キャンプを選んだ大物6人。契約更改が長期化した歴代選手たち
2024/01/26
産経新聞社
久保田智之
出身:埼玉県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/95kg
生年月日:1981年1月30日
ドラフト:2002年ドラフト5巡目
阪神タイガースで活躍した久保田智之は、NPBのシーズン登板数記録を樹立したシーズンオフに自費キャンプを経験した。
滑川高校では「4番・捕手」として同校を初の甲子園出場に導いた久保田。常磐大学で投手に転向し、リーグ戦通算22勝を挙げる活躍を見せ、2002年ドラフト5巡目で阪神に入団した。
プロ3年目となる2005年には、史上最強と言われた「JFK」コンビの一員として、鉄壁のリリーフ陣を形成。2007年には驚異の90試合登板、55ホールドポイント(9勝46ホールド).防御率1.75という活躍を見せた。
しかし、同年オフの契約更改では、金額面で球団と折り合いが付かず自費キャンプに突入。最終的に希望額には届かなかった。
その後、2008年も69試合登板、2010年にも71試合に登板するなどブルペン陣を支える働きを続けた。
当時の起用法にはさまざまな意見があったが、久保田がフル回転の活躍を見せたことは、疑う余地のない事実である。
【了】