FA動向に注目も…プロ野球、FA宣言残留を決断した6人。チームに残った歴代選手たち
2023/11/30
産経新聞社
矢野輝弘(燿大)
出身:大阪府
投打:右投右打
身長/体重:181cm/81kg
生年月日:1968年12月6日
ドラフト:1990年ドラフト2位
中日ドラゴンズ、阪神タイガースの両球団でプレーした矢野輝弘(燿大)も、FAでの移籍を考えた選手である。
桜宮高校から東北福祉大学に進んだ矢野。リーグ戦での活躍が評価され、ドラフト2位で中日入りを果たした。
しかし、当時は中村武志が不動の正捕手として君臨しており、捕手としての矢野の出番は限られる状態となっていた。
トレードで阪神に移籍した1998年から出番が増え、出場数も100試合を超えるように。ただ、当時の監督だった野村克也から、配球面での指摘を受ける場面も少なくなかった。
2000年にFA権を行使し、一時は巨人移籍も噂されていたが残留を決意。その後、2003年に打率.328、2005年に自己最多の19本塁打を放つなど、攻守に渡りリーグ優勝に欠かせない存在となった。