オリックス、広島・西川龍馬の獲得を正式発表 2年連続のFA補強、注目の人的補償は?
2023/11/22
産経新聞社
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オリックス・バファローズは22日、国内フリーエージェント(FA)権を行使した広島東洋カープ・西川龍馬外野手と選手契約を締結したと正式発表した。なお、オリックスは昨オフにも森友哉捕手を獲得しており、2年連続での大型補強に成功した。
西川は、敦賀気比高、王子を経て、2015年ドラフト5位で広島に内野手として入団。ルーキーイヤーから非凡な打撃センスを発揮すると、外野手に本格転向した2019年に初めて規定打席に到達し、打率.297、16本塁打、64打点を記録した。
その後は故障との戦いもありながら、チームの主軸打者として打線を牽引。今季も109試合出場でリーグ2位の打率.305をマーク。チームのクライマックスシリーズ(CS)進出の原動力となった。
迎えた今オフには、国内FA権の行使を決断し、パ・リーグ球団への移籍希望を表明していた。通算成績は821試合出場、打率.299、815安打、64本塁打、341打点、33盗塁となっている。
また、西川は保証が必要になるBランクと見られており、広島がFA人的補償を獲得する可能性もある。プロテクトリストの中には、メジャー移籍が濃厚な山本由伸投手や左腕エースの宮城大弥投手、今季首位打者に輝いた頓宮裕真捕手らのリスト入りがほぼ確実。豊富な実績を誇るベテラン選手や、将来性ある若手選手などのプロテクト漏れも予想されており、その行方にも要注目だ。