メジャー断念で…他球団移籍を決断したFA戦士5人。MLB入りを熱望していた歴代選手たち
2023/12/13
産経新聞社
稲葉篤紀
・投打:左投左打
・身長/体重:185cm/94kg
・生年月日:1972年8月3日
・経歴:中京高 – 法政大
・ドラフト:1994年ドラフト3位
北海道日本ハムファイターズにとって初めてのFA獲得選手となった稲葉篤紀。FA宣言当初はメジャー移籍を目指していたが、結果的に国内移籍となった。
法政大から1994年ドラフト3位でヤクルトスワローズに入団。プロ2年目に外野のレギュラーを奪取すると、2001年には打率.311、25本塁打、90打点の好成績で初のベストナインを獲得した。
翌年以降はやや成績を落とすも、2004年は打率.265、18本塁打と復調。同年オフにメジャー移籍を目指し、海外FA権を行使した。
しかし、メジャー球団からオファーはなく、獲得に乗り出していた日本ハムへ移籍した。
移籍2年目の2006年には自己最多の26本塁打を放ち、ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞。翌2007年には打率.334、176安打、17本塁打、87打点の好成績を残し、首位打者と最多安打の打撃2冠に輝いた。
その後も主力選手として長らく活躍し、2013年はコーチも兼任。選手専任に戻った2014年限りで、惜しまれつつも現役を引退した。