メジャー断念で…他球団移籍を決断したFA戦士6人。MLB入りを熱望していた歴代選手たち
2024/12/13
産経新聞社
川崎憲次郎
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/87kg
・生年月日:1971年1月8日
・経歴:津久見高
・ドラフト:1988年ドラフト1位
ヤクルトスワローズのエースとして君臨し、沢村賞にも輝いた川崎憲次郎。2000年オフにメジャー挑戦を目指したが、最終的に国内移籍を決断した。
1988年ドラフト1位でヤクルトに入団。高卒新人ながらルーキーイヤーから4勝を挙げると、翌1990年から2年連続2桁勝利を記録。早くからチームの主戦格として活躍した。
1992年は右肘のけがで一軍登板なしに終わるも、翌1993年に2桁勝利を挙げるなど復活。しかし、1995年以降は再び故障の影響を受け、登板数が激減していた。
そんな中、1997年からは新球・シュートを習得。これが功を奏し、1998年には圧巻の数字を残した。同年は29試合(204回1/3)を投げ、17勝、防御率3.04をマーク。最多勝、沢村賞にも輝いた。
その後も先発ローテーションを回り、2000年オフにメジャー移籍を目指してFA権を行使。MLB球団も獲得の意向を示していた中、熱意あるオファーに気持ちが傾き、最終的に中日ドラゴンズへの国内移籍を選んだ。
しかし、中日ではまたもけがに悩まされ、加入から3年連続で一軍登板なし。移籍4年目の2004年に開幕投手へ抜擢されたが、結果は残せず。同年限りで現役を引退した。