球界に驚き…FA人的補償で移籍した大物6人。まさかの他球団流出となった一流選手たち
2024/02/05
産経新聞社
岩嵜翔
・投打:右投右打
・身長/体重:189cm/90kg
・生年月日:1989年10月21日
・経歴:市立船橋高
・ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目
2017年には最優秀中継ぎのタイトルを獲得した岩嵜翔。福岡ソフトバンクホークスの黄金期を支える投球を見せていたが、2021年オフに人的補償で移籍することとなった。
2007年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団した岩嵜。ルーキーイヤーから一軍デビューを果たすなど大きな期待が欠けられたが、一軍の戦力となるまでには時間を要した。
高卒6年目の2013年からはリリーフを主戦場とし、同年は47試合に登板。飛躍の足掛かりを掴むと、以降は故障に苦しむシーズンもあったが、2016年には35試合登板で防御率1.95の好成績を残す。
さらに、2017年には不動のセットアッパーとしてフル回転。リーグ最多となる72試合に登板して46ホールドポイント(6勝40ホールド)、防御率1.99をマークし、チームの日本一達成に大きく貢献した。
その後は右肘を痛め不本意なシーズンが続いていたが、2021年には48試合で一軍のマウンドに上がるなど、復活の兆しを見せた。
しかし、同年オフに又吉克樹の人的補償で中日ドラゴンズへの移籍が決定。移籍初年度の2022年から勝ちパターンの一角として期待されたが、初登板でまさかの負傷降板。右前腕屈筋損傷で長期離脱を強いられ、2023年は一軍登板なしに終わっている。