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辛口解説者・森本稀哲は、北海道日本ハムの原点を知る男【えのきどいちろうのファイターズチャンネル#27】

昨年で現役生活を引退した森本稀哲氏は、今季解説者としてOBとして、ファイターズの試合を見守っている。

2016/04/20

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高卒ルーキーのころから見てきた

 文化放送のスタジオで森本稀哲氏と顔を合わせた。
 まぁ、稀哲氏も他人行儀だからいつも通り、ひちょりと呼ばせてもらおう。ラジオの生放送で共演だ。もう、高卒ルーキーの頃から見ていて、家族ぐるみのつきあい(ひちょりが「12球団プロ野球大運動会」の賞品でゲットした温泉旅行に、ご両親とうちの夫婦で行かせてもらった)があるというのにこういう公の場で一緒になるのは初めてだ。
 
 番組冒頭、「間違いなく一般の人のなかでは、いちばん見られたなという実感がありますね」と言ってもらった。まぁ、1年目、肩を壊して鎌ヶ谷でバットボーイをやってた頃、そのバットボーイぶりを見に行ってたからなぁ。
 
 僕は番組冒頭、森本稀哲評論家の立場から「いつでもひちょりの凡退シーンが見られる映画」の話をした。読者はご存知だろうか。『しゃべれどもしゃべれども』(07年、平山秀幸監督)だ。国分太一がこの年の毎日映画コンクールで主演男優賞を獲得した作品。キネ旬のベストテン3位。劇中、松重豊演じる元プロ野球選手・湯河原が「目の確かさ」を示すシーンがある。そのとき、テレビ画面に映るのが(何故か)パリーグのロッテ×日ハム戦、ピッチャー・渡辺俊介、バッター・森本稀哲なのだ。ひちょりは内野ゴロをひっかけ凡退する。エンドロールに「協力・千葉ロッテマリーンズ」のクレジットが出るのだが、今回、確認したらひちょりは初耳とのことだった。まぁ、渡辺俊介もひちょりも引退した今となっては、貴重なことに思える。二人は銀幕のなかで永遠に対決を続けるのだ。

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