まさかの非情宣告…たった3年で戦力外通告を受けたドラフト1位選手6人。苦しんだ有望株たち
2024/05/13
産経新聞社
北方悠誠
出身:佐賀県
投打:右投右打
身長/体重:181cm/94kg
生年月日:1994年1月25日
ドラフト:2011年ドラフト1位
高校時代のインパクトは強烈だった北方悠誠も、プロの世界では輝けなかった一人である。
唐津商業では、3年夏に甲子園出場を果たし、最速153キロを計測して10奪三振を記録。将来性を見込まれ、ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに入団する。
しかし、プロではコントロールで苦しむ場面が多く、フォーム改造に着手するもうまくいかず。1軍登板もないまま2014年に戦力外通告を受けた。
DeNA退団後は、12球団合同トライアウト、入団テストを経て福岡ソフトバンクホークスに育成契約で入団。しかし、新天地でも制球難は改善せず、支配下登録を勝ち取れず戦力外通告を受けた。
その後は独立リーグやロサンゼルス・ドジャース(傘下マイナーリーグ)などを経て、2022年に現役引退を決断。未完の大器と称された北方は、最後までプロの壁に苦しんだ。