まさに崖っぷち…プロ野球、正念場を迎えたドラフト1位入団の投手6人。勝負をかける現役選手たち
2024/01/16
産経新聞社
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2024年シーズンに向け、各球団が戦力補強を続けているプロ野球。上位進出には新入団選手の台頭が必要不可欠であり、2023年ドラフト会議で指名されたルーキーたちにも大きな期待がかかっている。一方で、新戦力の加入で厳しい立場となった選手も存在する。ここでは、正念場を迎えているドラフト1位入団の投手を取り上げる。
吉田輝星
投打:右投右打
身長/体重:175cm/83kg
生年月日:2001年1月12日
経歴:金足農
ドラフト:2018年ドラフト1位
2023年オフに電撃トレードでオリックス・バファローズに移籍となったのが、高卒6年目を迎える吉田輝星だ。
高校3年夏の甲子園大会では、エースナンバーを背負って躍動。準優勝を成し遂げ、「金農旋風」を巻き起こした。
そして、将来のエースとして期待した北海道日本ハムファイターズからドラフト1位指名を受ける。
高卒1年目でプロ初登板初先発すると、5回1失点の好投で初勝利を挙げるなど、最高のスタートを切った。しかし、その後は打ち込まれ、最終的に4先発で1勝3敗、防御率12.27とプロの壁に阻まれる結果となった。
翌年以降はファームでも苦しみ、思うような結果を残せないシーズンが続いた。2022年は中継ぎに転向して51試合に登板。リリーフとしての数字は防御率3.31と、好成績を残した。
しかし、2023年はわずか3試合の一軍登板にとどまると、オフに黒木優太とのトレードでオリックスへ移籍となった。強力な投手陣を誇るオリックスで存在感を放つことが出来るか、注目が集まる。