FA待たずメジャーリーグ入り志願も…ポスティングシステムでのMLB移籍が叶わなかった選手6人
2024/08/07
産経新聞社
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近年のプロ野球界では、傑出の数字を残した選手がポスティングシステムを行使し、MLB入りする例も多い。一方で、同システムでのメジャー挑戦を希望するも、叶わなかった選手が存在する。そこで今回は、ポスティング申請での移籍が出来なかった一流選手を紹介する。
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菅野智之
投打:右投右打
身長/体重:186cm/95kg
生年月日:1989年10月11日
経歴:東海大相模高 – 東海大
ドラフト:2012年ドラフト1位
日本のエースとして君臨した菅野智之も、メジャー移籍が叶わなかった選手である。
東海大相模高校から東海大学に進むと、大学では無双状態のピッチングを披露。入団拒否から1年間の浪人を経て、読売ジャイアンツに入団した。
実力通りの結果をプロの世界でも見せつけ、ルーキーイヤーに13勝を記録。その後も活躍を続け、最優秀防御率、最多勝、沢村賞など名立たる投手タイトルを受賞。日本を代表する右腕となった。
傑出した実績を引っ提げ、2020年オフにポスティングシステムを申請。メジャーの複数球団と交渉を続けていたが、希望した金額と開きがあったため、メジャー移籍を断念した。
翌年以降は本来の姿とはいえず、2023年はわずか4勝にとどまった。しかし今季は、8月7日時点ですでに2桁勝利をクリア。防御率も1点台を記録するなど、エース格として完全復活を遂げ、リーグ優勝を狙うチームを牽引している。