FA待たずメジャーリーグ入り志願も…ポスティングシステムでのMLB移籍が叶わなかった選手6人
2024/08/07
産経新聞社
菊池涼介
投打:右投右打
身長/体重:171cm/71kg
生年月日:1990年3月11日
経歴:武蔵工大二高 – 中京学院大
ドラフト:2011年ドラフト2位
不動の正二塁手として広島東洋カープを支えている菊池涼介も、ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指した一人だ。
高校時代に目立った活躍はなく、中京学院大学に入学した菊池。大学では代名詞とも言える守備はもちろん、打撃でも非凡なスキルを発揮し、ドラフト2位で広島に入団した。
入団2年目で規定打席をクリアすると、2014年は全試合出場で打率.325をマーク。2016年からは田中広輔、丸佳浩らと上位打線を担い、同年は最多安打(181本)を獲得するなど、「つなぎの2番打者」として最高の役割を果たした。
その後も貴重な役割をこなし続け、2019年オフにメジャー挑戦を表明。しかし、打撃面での評価は厳しく、FA市場の動きが遅いという背景もあって最終的には広島残留を決断した。
近年は打撃面で苦しむシーズンもあるが、最大の魅力である二塁守備はいまだ健在。2022年はリーグ最多の32犠打を記録するなど自身の役割を全うし、2023年オフには新たに2年契約を結んだ。今季も6年ぶりのリーグ優勝へ向け、チームを牽引している。