まさに崖っぷち…プロ野球、正念場を迎えたドラフト1位入団の野手6人。勝負をかける現役打者たち
2024/01/17
産経新聞社
中村奨成
投打:右投右打
身長/体重:181cm/81kg
生年月日:1999年6月6日
経歴:広陵高
ドラフト:2017年ドラフト1位
並々ならぬ決意で飛躍を誓うのが、高卒7年目を迎える広島東洋カープの中村奨成だ。
広陵高校では3年夏の甲子園で大会個人最多本塁打、打点記録を更新したうえ、史上初となる1大会で5度の猛打賞を記録。一躍甲子園のスターとなった。
ドラフト会議では中日ドラゴンズとの競合の末、地元の広島入団が決定。未来の正捕手として、大きな期待を背負った。
入団後はファームで体力づくりに注力し、2020年に念願の一軍初出場。外野に挑戦した2021年は一軍でも出場機会を掴み、39試合出場ながら打率.283、2本塁打と飛躍の兆しを見せた。
しかし、その後の一軍定着には至らず。私生活の問題も発覚し、2023年オフには背番号「22」から「96」へ変更となった。置かれた立場は厳しいため、2024年は勝負のシーズンとなるだろう。