防御率1.86でいまだ勝ち星なし、大谷翔平が陥った極端な援護不足
2016シーズンが始まってから、ファイターズは19試合を消化した。現レンジャースのダルビッシュ以来となる、2年連続開幕投手を務めた大谷は4試合に先発登板するも未だ勝ち星がない。
2016/04/18
防御率は1点台だが援護率が低い
4月17日、日本ハムの大谷翔平は、ロッテを8回自責点2で抑えながら味方の援護が1点しかなく、敗戦投手となった。
今季は4試合に登板。すべての登板で6回以上投げて自責点2以下、防御率は1.86でパ・リーグ4位につけているが、勝ち星なしの2敗。
防御率3.04と大谷よりもはるかに悪いロッテの涌井秀章は早くも4勝、防御率2.70の楽天の則本昂大も3勝1敗と勝ち星を挙げる中、大谷への勝ち運のなさは際立っている。援護点が極端に少ないのだ。
9回あたりの援護点を援護率という。防御率と対比する数字だが、今季の大谷の援護率はわずか1.74、これは規定投球回数以上では楽天の釜田佳直の1.38に次いで少ない数字だ。
ロッテの涌井の援護率は8.07、楽天の則本は5.23、同じ日本ハムの投手でもメンドーサ(1勝2敗)は6.92もある。
【次ページ】昨季も援護点が少なかった
1 2