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防御率1.86でいまだ勝ち星なし、大谷翔平が陥った極端な援護不足

2016シーズンが始まってから、ファイターズは19試合を消化した。現レンジャースのダルビッシュ以来となる、2年連続開幕投手を務めた大谷は4試合に先発登板するも未だ勝ち星がない。

2016/04/18

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昨年も援護点が少なかった

 大谷翔平は、昨年も援護点が少なかった。
 援護率は規定投球回数以上では12人中9位の3.87、防御率は1位の2.24。15勝を挙げロッテの涌井秀章とともに最多勝投手となったが、大谷は自責点と援護点の差が1点差の勝利が3試合、2点差の勝利が6試合、3点差の勝利が3試合もあった。5点以上の援護点をもらった勝利は3試合しかなかった。

 それでも昨年は、援護率と防御率の差は1.63あった。1点以下で抑えれば勝てる計算になる。
 しかし今季の大谷の援護率は1.74、防御率は1.86。その差はわずか0.11、零封しない限り勝ち星がつかない計算なのだ。

 大谷が投げるときになぜ援護点が少ないのか。打者大谷が打線から抜けるため、弱体化するという見方もあるが、合理的な説明は難しい。

 シーズン序盤に好投しながらもなかなか勝ち星がつかなかった投手が、次第に調子を落とすことはしばしばみられる。モチベーションが維持できないのかもしれない。またチームもこのことを意識しすぎて萎縮するため悪循環に陥るともいわれる。

 エース級の投手の場合、なおさらプレッシャーがかかってくる。
 投手にとって白星に勝る妙薬はないという。まずは打線が援護して大谷翔平に1勝をプレゼントしたい。

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