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熊本地震の影響で試合中止の巨人。『空白の4日間』どう有効活用できるか

熊本地震によって、九州での巨人戦の中止が発表となった。その結果、巨人も中日も4日間試合が急きょなくなるが、この4日間をどう活用できるかが重要だ。

2016/04/19

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先発ローテーションも再編か?

 その代わりに生じた空白期間がチームにとって今後の大きな躍進につながれば現地のファンに少しばかりでも報いることができるはず。そしてこの空白期間が分岐点となって2年ぶりのリーグV、さらに4年ぶりの日本一奪回に結びつけることができれば、後々に被災地を勇気付けるための材料につながるからだ。

 ちなみにこの4日間で整備するべき点はいくつかある。まずは先発ローテーションの再編成だ。試合が2つなくなり、エース菅野を筆頭にポレダ、高木、田口、今村ら全員20代の若き先発陣に休息を与えられ、当初予定していた今後の登板日をあらためて再考することが可能になる。下半身のコンディション不良でここ最近4試合、先発メンバーから外れている坂本勇人にとっても万全な状態に戻す上で有効なリハビリ期間に当てることができるだろう。現在首位の座をキープし、開幕ダッシュに成功した高橋由伸監督は次の采配まで「中4日」となり、この空白の期間中はいい意味で頭をリセットできることから自身のベンチワークについてじっくりと見つめ直す大事な時期になりそう。

 あの大事な4日間があったからこそ、我々は頂点にたどりつくことができました――。残念ながら試合中止となったが、巨人の高橋由伸監督らチームスタッフ、そして選手たちが被災地・熊本のファンに対して、優勝という結果で報告できる日がくることを今は静かに待ちたい。「空白の4日間」で予定されているチーム練習が果たしてどのような内容になるかも注目が集まりそうだ。

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