【野球人の言霊10】西武・浅村栄斗、タイトル獲得に向けた強い意欲
指導者やプロ野球選手の言葉を通じて、さまざまな思考に触れることができる。
2016/04/19
「獲れるタイトルは全部ほしい」(西武・浅村栄斗選手)
2013年のパリーグ打点王に輝いた西武・浅村選手。大阪桐蔭高時代から思い切りのいいプレーが持ち味のスラッガーだ。そんな浅村が2013年には西武の4番に座り、110打点を挙げる活躍を見せ、ペナントレース2位の成績に大きく貢献した。しかし、彼のもともとのプレースタイルから考えれば、打点王のタイトルを獲るとは驚きだった。そのあたりを本人に尋ねると「自分も考えていませんでした。プロに入る時は1番を打ちたいと思っていたので、タイトルを取ることがあるとすると、首位打者、最多安打、トリプルスリーあたりと思っていた。打点王は意外です」。
いわば、彼のプレースタイルに一つ『勝負強さ』が備わったことの裏返しでもあろうと思う。そんな彼にタイトルについてうかがうと、強気な言葉が返ってきた。
「獲れるタイトルは獲りたい」
どんなスタイルのプレーヤーが彼に合うのか。非常に楽しみである。