プロ入りできず“挫折”も…ドラフト指名漏れを経験した現役6人。悔しさを乗り越えた一流選手たち
2024/02/18
産経新聞社
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アマチュア時代に圧倒的な成績を残しても、NPBの切符はそう簡単には掴めない。プロ野球の世界で主力級の働きを見せる選手の中にも、一度は夢が叶わなかった経験をしたものが多く存在する。ここでは、ドラフト指名漏れを経てプロ入りを果たした現役選手を紹介したい。
髙橋遥人(阪神タイガース)
・投打:左投左打
・身長/体重:181cm/80kg
・生年月日:1995年11月7日
・経歴:常葉橘高 – 亜細亜大
・ドラフト:2017年ドラフト2位
近年は故障に悩まされている髙橋遥人。2024年は完全復活を図るシーズンとなる。
常葉橘高(静岡)では2年夏に甲子園出場。エースとしてチームを支えていたが、高校最後の夏は本領を発揮できず、プロ志望届を出すも指名漏れ。
悔しさを胸に亜細亜大に進学し、1年秋からリーグ戦に登板。以降はエース格としてマウンドに君臨し続け、自身2度目となるドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受けた。
ルーキーイヤーの4月にプロ初登板初勝利をマークした髙橋。その後はけがとの戦いもあったが、2021年は4勝2敗、防御率1.65とエース級の働きを見せた。
しかし、2022年は春季キャンプで左肘に違和感を覚えると、シーズン途中に左肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を決断。
その後はリハビリに励み、直近2年間は一軍のマウンドに立てず。2024年からは育成契約を結んだ。投手層の厚い阪神での競争は激しいが、早期の支配下復帰を果たし、再び一軍のマウンドで躍動したい。