プロ入りできず“挫折”も…ドラフト指名漏れを経験した現役6人。悔しさを乗り越えた一流選手たち
2024/02/18
産経新聞社
西村天裕(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/92kg
・生年月日:1993年5月6日
・経歴:和歌山商 – 帝京大 – NTT東日本
・ドラフト:2017年ドラフト2位
新天地で復活を果たした西村天裕は、大学時代に指名漏れを経験している。
和歌山商(和歌山)でエースナンバーを背負ったのち、帝京大に進学。大学時代はリーグ戦通算25勝を挙げる活躍を見せ、プロ志望届を提出したものの、ドラフト直前に左膝の前十字靱帯を損傷。指名は見送られることとなった。
その後、NTT東日本に進み、社会人野球の舞台でも結果を残すと、2年後の2017年に北海道日本ハムファイターズからドラフト2位指名を受けた。
日本ハムでは、ルーキーイヤーからブルペン陣の一角を担った。しかし、2022年は18試合登板で防御率4.98に終わると、2023年シーズンの開幕直前にトレードで千葉ロッテマリーンズに移籍した。
移籍初年度は、開幕から21試合連続無失点という圧巻のピッチングを披露。最終的に44試合に登板し18ホールドポイント(4勝14ホールド)、防御率1.25をマーク。中継ぎの柱としてフル回転の活躍を見せた。
ロッテは、ここ数年で2位が3回とリーグ制覇にあと一歩届いていない。悲願の王者となるべく、2024年も西村の投球に期待がそそがれる。