早くも注目? 2024年オフのFA有力野手6人。他球団移籍の可能性がある一流選手たち
2024/02/14
産経新聞社
原口文仁(阪神タイガース)
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/93kg
・生年月日:1992年3月3日
・経歴:帝京高
・ドラフト:2009年ドラフト6位
2023年に日本一を達成した阪神タイガースで、主に代打の切り札として活躍している原口文仁。2024年中の国内FA権取得が濃厚だ。
帝京高では、強打の捕手として3年時に高校日本代表にも選出。ドラフト会議では、阪神から6位指名を受けてプロ入りした。
入団後はしばらくファームで経験を積んでいたが、2012年に椎間板ヘルニアを発症。同年オフに育成契約へ移行となった。
翌年以降も度重なる故障があったが、2016年4月に支配下へ復帰。念願の一軍デビューを飾ると、そのまま一軍の正捕手格に定着した。同年は月間MVP受賞、オールスターゲームにも初出場。107試合に出場し、打率.299(規定未満)、11本塁打をマークした。
翌2017年からは、打撃を活かすために一塁のポジションも兼任。2018年には82試合出場で打率.315を記録し、代打の切り札としての地位を確立した。
2019年1月に大腸がんの発症を公表したが、同年6月に一軍へ復帰。サヨナラ安打を記録するなど印象的な活躍を見せ、「プラスワン投票」でオールスター選出。ここでも2戦連続本塁打を放ち、最高のパフォーマンスを発揮した。
その後もチームに欠かせない戦力となり、2023年のリーグ優勝・日本一にも貢献。2024年1月には、大腸がんの完治を報告した。持ち前の打棒を発揮すれば、特にDH制のあるパ・リーグ球団から注目されるだろう。
【了】