球界から“追放”…プロ野球を失格処分となった歴代選手6人。厳罰が下された元NPB戦士たち
2024/02/22
産経新聞社
永易将之
投打:右投右打
身長/体重:175cm/73kg
生年月日:1942年1月1日
経歴:大工大高 – 電電近畿
大きな社会問題となった「黒い霧事件」に関わっていた選手が、永易将之だ。
永易は大阪工業大学高校から電電近畿(現:NTT西日本)に入社。都市対抗野球で活躍したのち、東映フライヤーズ (現:日本ハム)に入団した。
1965年は40試合に登板して10勝、防御率1.93をマーク。しかし、その後は成績が振るわず、苦しいシーズンが続いた。
1968年から西鉄ライオンズ(現:西武)に移籍し、移籍1年目は35試合に登板。翌年も32試合に登板する働きを見せていたが、シーズン終了間際になって、永易が八百長に関わっていることが発覚した。
いわゆる「黒い霧事件」の始まりであり、永久追放処分を受けることに。最終的に現役としてプレーした期間は6年間。あまりに大きなインパクトを球界に与え、野球界から姿を消していった。