FA宣言もまさか…他球団からオファーがなかった歴代選手6人。大ピンチを乗り越えた選手たち
2024/02/20
産経新聞社
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シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント(FA)市場だ。2023年オフには西川龍馬、山﨑福也、山川穂高の3選手がFA移籍を決断した。多くの選手が他球団移籍を実現させてきたが、獲得球団が現れないケースも少なくない。そこで今回は、FA権を行使するも、他球団からオファーがなかった歴代選手を紹介したい。
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木村昇吾
・投打:右投左打
・身長/体重:183cm/78kg
・生年月日:1980年4月16日
・経歴:尽誠学園高 – 愛知学院大
・ドラフト:2002年ドラフト11巡目
FA権を行使するも、所属球団なしの危機に見舞われた木村昇吾。最終的に入団テストを経て、埼玉西武ライオンズへ加入することになった。
2002年ドラフト11巡目で横浜ベイスターズに入団したが、目立つ活躍ができないまま、広島東洋カープにトレード移籍。それでも、新天地では守備固めや代走で立場を確立し、出場機会を大幅に増やした。
2010年には打率.324(規定未満)を残すなど、バットでも存在感を示すと、翌2011年は自己最多の106試合に出場。同年は故障した梵英心に代わってレギュラーの座を掴み、打率.259(規定未満)、リーグ2位の37犠打と役割を果たした。
その後は再び控えに回る形となり、スタメン出場の機会を求めて2015年オフにFA宣言。人的補償が不要なCランクだったが、他球団からのオファーはなし。
広島はFA宣言後の残留を認めない方針だったため、去就が注目されたが、入団テストで西武との契約を勝ち取った。
西武では2年間プレーしたのち、競技を変えてクリケット選手へと転身した。