大きな賭け? 異色の経歴からプロ入りを果たしたルーキー6人。ポテンシャル抜群の新人選手たち
2024/03/01
産経新聞社
武田陸玖(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:左投左打
・身長/体重:173cm/78kg
・生年月日:2005年6月6日
・経歴:山形中央高
・ドラフト:2023年ドラフト3位
高校時代から投打の二刀流で活躍し、大きな注目を集めた武田陸玖。プロの世界でも二刀流に挑戦する予定だ。
山形中央高では、入学直後からレギュラーに定着。早い段階から投打でチームの柱を担った武田。
高校3年間で甲子園には出場できなかったが、一目を置かれる存在となり、U-18ワールドカップの高校日本代表に選出。
同大会では打者として打率.364(11打数4安打)、3打点。投手として3試合(5回1/3)を投げて無失点に抑え、大会制覇の原動力となった。
迎えたドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから3位指名を受けてプロ入り。投手として最速149キロを誇り、バットでは高校通算31本塁打を記録するなど、どちらの才能も捨てがたく、プロでも二刀流の継続が決まった。
指名打者制のないセントラル・リーグでは、根尾昂(現:中日)、戸根千明(現:広島)が二刀流に挑戦した事例はある。成功すれば無限の可能性を秘めるだけに、今後の動向に注目が集まる。