無名校からスターに! プロ野球の世界で一流に駆け上がった現役6人。一線級へ昇りつめた選手たち
2024/02/18
産経新聞社
中島宏之(中日ドラゴンズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:1982年7月31日
・経歴:伊丹北高
・ドラフト:2000年ドラフト5位
メジャーリーグにも挑戦し、今季から中日ドラゴンズでプレーする中島宏之は、地元の県立高校から躍進した。
兵庫県立伊丹北高では1年時からレギュラーを獲得し、3年時には投手も務めた。甲子園には縁がなかったが、高校通算43本のアーチを描き、ドラフト5位で西武ライオンズからから指名を受けた。
プロ入り後3年間はファームが主戦場だったが、松井稼頭央のMLB移籍に伴い、2004年から正遊撃手に抜擢された。
2008年には打率.331、21本塁打、出塁率.410をマークして最高出塁率のタイトルに輝くと、翌年には最多安打(173本)と、2年連続の最高出塁率(.398)を獲得した。
2013年にはメジャー挑戦を決断したが、開幕前に負傷離脱。翌年も結果を残せず、2年間でメジャー昇格を果たせなかった中島は、2015年にオリックス・バファローズでNPBへ復帰した。
オリックスで4年間プレーしたのちに、2019年からは読売ジャイアンツでプレー。勝負強い打撃を武器に一定の成績は残したが、昨季はけがの影響もあって出場機会が減少。同年オフに戦力外通告を受け、中日へ移籍した。
通算1000打点まで残り「6」と迫っている中島。記録達成だけでなく、持ち前の勝負強さでチーム浮上のきっかけを作りたい。