大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



無名校からスターに! プロ野球の世界で一流に駆け上がった現役6人。一線級へ昇りつめた選手たち

2024/02/18

text By

photo

産経新聞社



岸孝之(東北楽天ゴールデンイーグルス)

楽天・岸孝之
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/77kg
・生年月日:1984年12月4日
・経歴:名取北高 – 東北学院大
・ドラフト:2006年希望入団枠

 
 プロ18年目を迎えるベテラン・岸孝之は、地元の宮城県立名取北高を出ている。
 
 名取北高では2年夏からエースとなったが、同じ宮城県内の強豪・東北高に高井雄平(元ヤクルト)がいたことも相まって、注目度は高くなかった。しかし、3年夏の宮城県大会では、初戦で5回参考記録ながらノーヒットノーランを達成。能力の高さを見せていた。
 

 
 高校卒業後は、東北学院大に進学。4年時には東北福祉大のリーグ戦35連覇を阻止し、18年ぶりの春季リーグ優勝に大きく貢献。ドラフト会議では、希望入団枠で西武ライオンズに入団し、プロ入りの切符を手にした。
 
 ルーキーイヤーから11勝7敗、防御率3.40の成績を収めると、翌年にも12勝をマーク。2014年にはプロでもノーヒットノーランを達成し、最高勝率(.765)を獲得した。
 
 その後、2016年オフにFA権を行使し、東北楽天ゴールデンイーグルスへと活躍の場を移すことに。
 
 移籍初年度は2桁勝利を逃すも、翌年には11勝4敗、防御率2.72で最優秀防御率のタイトルを獲得した。それ以降はシーズン2桁勝利にこそ届いていないが、昨季はNPB史上51人目となる通算150勝を達成。また1つ、大きな記録を作った。
 
 チーム最年長のベテランだが、今季も衰え知らずの投球で3年ぶりの規定投球回到達、2018年以来となる2桁勝利も視野に入れたい。

1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!