“掘り出し物” のスターに…巨人、ドラフト下位入団から躍進した一流選手6人
2024/03/15
産経新聞社
小林繁
投打:右投右打
身長/体重:178cm/68kg
生年月日:1952年11月14日
経歴:由良育英高 – 神戸大丸
ドラフト:1971年ドラフト6位
読売ジャイアンツ、阪神タイガースの両球団でプレーし、球史に名を残した小林繁だが、ドラフトの順位は決して高くなかった。
小林は由良育英高(現:鳥取中央育英高)で、3年時にエースとして活躍。卒業後は神戸大丸に入社して野球を継続。
1971年のドラフト会議で巨人から6位指名を受け、プロ入りを実現させた。
プロ1年目は登板なしに終わったが、翌年は6試合に登板し、11回1/3回を投げて無失点を記録。潜在能力の高さを見せていた。
翌1974年には8勝をマークして頭角を現すと、1976年に自身初の2桁勝利(18勝)を記録。3年続けて2桁勝利を挙げたが、江川卓のドラフト問題を巡り、阪神にトレード移籍となった。
大騒動によって阪神の一員となったが、移籍1年目にキャリアハイとなる22勝をマーク。最多勝、ベストナイン、沢村賞と3つのタイトルを受賞した。
その後も毎シーズンのように2桁勝利を続けた小林は、現役ラストイヤーも13勝をマークし、13年間で現役生活を終えた。
【了】