今季に“暗雲”…ケガで開幕絶望となりそうな主戦格投手6人。無念の故障離脱となった選手たち
2024/03/01
産経新聞社
奥川恭伸(東京ヤクルトスワローズ)
・投打:右投右打
・身長/体重:184cm/82kg
・生年月日:2001年4月16日
・経歴:星稜高
・ドラフト:2019年ドラフト1位
完全復活を目指している奥川恭伸だが、春季キャンプ中にアクシデントに見舞われた。
星稜高時代には、4季連続甲子園に出場した奥川。 高校”BIG4”として注目された3年夏の甲子園では、絶対的エースとして支配的な投球を披露。惜しくも全国制覇は逃したが、東京ヤクルトスワローズにドラフト1位入団を果たす。
高卒1年目からファームで7試合に登板し、防御率1.83の好成績を残すと、同年11月に一軍で初先発。しかし、3回途中5失点と打ち込まれ、プロの洗礼を浴びた。
翌2021年は開幕ローテーション入りを果たすと、レギュラーシーズン18試合(105回)を投げ、9勝4敗、防御率3.26をマーク。同年のクライマックスシリーズ(CS)では98球で無四球完封勝利。日本一にも大きく貢献し、未来のエース候補に躍り出た。
しかし、2022年は右肘を痛めて一軍での登板はわずか1試合に。昨季も右肘痛に加えて左足首負傷の影響で出遅れ、まさかの一軍登板なしに終わった。
巻き返しを図りたい今シーズンだったが、春季キャンプ中のコンディション不良で戦線離脱。故障続きを脱却し、”ガラスのエース”といわれないような活躍に期待したい。
【了】