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今季に“暗雲”…ケガで開幕絶望となりそうな主戦格(1)阪神で育成落ちから

2024/03/02

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産経新聞社



(左から)中日・草加勝、阪神・髙橋遥人、ヤクルト・奥川恭伸

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 プロ野球では球春到来を迎え、2024年シーズン開幕に向けて調整が進んでいる。しかし、春季キャンプや練習試合での故障など、アクシデントも多数発生。すでに今季の開幕一軍が絶望的となってしまった選手も少なくない。ここでは、故障離脱を強いられた主戦格の選手を紹介したい。

 

 

髙橋遥人(阪神タイガース)

阪神・髙橋遥人
・投打:左投左打
・身長/体重:181cm/79kg
・生年月日:1995年11月7日
・経歴:常葉橘高 – 亜細亜大
・ドラフト:2017年ドラフト2位

 
 近年はけがに苦しんでいる阪神タイガースの髙橋遥人。今季は復活に向けて勝負のシーズンとなりそうだ。
 
 常葉橘高では2年夏に甲子園の舞台を経験したが、3年夏は静岡県予選で敗退。プロ志望届を提出したが指名漏れとなり、亜細亜大に進学した。
 

 
 大学時代は1年秋のリーグ戦から登板し、3年春にはリーグ優勝を経験。主戦格として活躍を続け、2017年ドラフト2位で阪神タイガースに入団し、プロの門を叩いた。
 
 ルーキーイヤーの4月に一軍デビューすると、プロ初登板で7回2安打無失点の快投を披露し、初勝利をマーク。しかし、シーズン中盤に左肩の不調で離脱し、同年は6試合の登板で2勝3敗、防御率3.63という結果となった。
 
 2021年は右脇腹の故障で出遅れたが、9月に一軍復帰を果たすと、2試合連続完封を含む27イニング連続無失点の圧巻ピッチング。同年は7試合登板ながら4勝2敗、防御率1.65の好成績を残したが、同年11月に左肘のクリーニング手術を受けた。
 
 翌2022年には左肘内側側副靱帯再建術(通称:トミー・ジョン手術)を受け、ここ2年間の一軍登板はない。育成選手として迎えた今季は、春季キャンプからブルペン入りしており、完全復活が期待されている。

 

 
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【了】



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