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球界から“追放”…NPB失格処分の歴代選手(4)巨人との再契約は”賛否“

2024/03/30

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産経新聞社



笠原将生(左)と池永正明

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 長い歴史を持つプロ野球の世界では、許されざる行為を行った結果、どの球団でもプレーできない「失格選手」となったプレーヤーが存在する。決して数は多くないが、不名誉な形で球史に名が刻まれることとなった。ここでは、日本野球機構(NPB)からを失格処分を受けた歴代選手を紹介する。

 

 

高木京介

巨人・高木京介
投打:左投左打
身長/体重:183cm/90kg
生年月日:1989年9月5日
経歴:星稜高 – 国学院大
ドラフト:2011年ドラフト4位
 
 2023年限りで現役を引退した高木京介。野球賭博への関与で一度は失格処分を受けたが、異例の球界復帰を果たしている。
 
 星稜高校では、3年夏にエースとして甲子園に出場した高木。その後は国学院大学に進学し、1年秋からリーグ戦に登板。“戦国東都”で1部リーグ通算9勝、防御率2.21の実績が評価され、読売ジャイアンツからドラフト4位指名を受けた。
 

 
 プロ1年目から中継ぎで開幕一軍入りを果たすと、34試合登板で防御率0.57と新人らしからぬ安定感を発揮。その後もブルペン陣の一角を担い、一軍初登板からの117試合連続無敗という新記録を樹立した。
 
 しかし、2016年のシーズン開幕前に野球賭博への関与が発覚。この事件では計4選手がNPBから処分を受けたが、高木以外の3選手が無期失格処分だったのに対し、高木は1年間の失格処分が下された。
 
 これを受けて球団から契約解除が通告されたが、期間を満了した2017年3月に育成選手として巨人と再契約。翌年に支配下復帰を果たすと、2019年にはキャリアハイの55試合に登板するなど、プロの世界で再び躍動した。
 
 その後はけがに苦しむシーズンもあり、2020年、2022年オフにも育成落ちを経験。その度に支配下へ返り咲いたものの、昨季はわずか1試合の登板にとどまったことで戦力外通告を受け、現役引退を決断した。

 

 
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【了】



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